一時期から、自分探しというものが話題になった。
元プロサッカー選手の中田英寿も、引退後に自分探しの旅に出た。
結婚においてもそれが言えるようで、知り合いから紹介してもらった「婚活のススメ」というホームページには、「ホントの」自分の性格を知ることが大事とあった。
何気に友人などに尋ね、他人から見れば自分はこうなのかと把握し、改めて自分を知ることで、婚活が有意義になるとのことだ。
なるほど自分で自分を知ることは非常に難しく、人の意見は大事であろう。純粋な客観は純粋な主観とも言われるように、他者の自分へのまなざしは大切である。
けれども、言ってしまえば、それはあくまで他人の意見であり、他人の主観である。参考になったとしても、それを受け入れるか否かは、やはり自分に委ねられることだろう。
また、こういう「ホントの」自分の性格や「本当の」自分の発見などは、「ほんとうに」見つけられないように思う。他人に聞こうが旅に出ようが、結果は同じであろう。
言葉を換えれば、それらは悩みからの逃避であり、認識や発見ではないように思う。
自分は自分である。当り前である。けれども、当り前だからこそ、易しくもあり難しくもあるのだろう。
最終的に行き着く先は、「青い鳥」。
現に中田英寿も、出身地でサッカークラブを創設している。
人間とは自分から出発し自分に到着し、それをちょっとずつ広げながら先に進んでいるのかもしれない。
結婚もまたその文脈で語れると思うが、いかがだろうか?